経理職の参入障壁

お久しぶりです。最近は、会社で退職者が出たり、ワクチン打ったり、5年ぶりに実家に帰省したり、忙しく過ごしておりました。
さて、本日のブログは、経理職自体が参入職壁の高い職種になったのではないかという、考察です。

背景

現職の事業拡大につき経理部の求人を出しておりまして、応募自体はちらちらあるのですが、程よいスキル感の人に出会えません。
イメージとしては、経理未経験ではないんだけど、エントリークラスで、弊社で経験を積みながら成長していただける方、になります。
業務量増加のため、手数要員として稼働いただきつつ、小規模な子会社をお任せすることで、経理の全体像も眺めれる業務で経験も積める、そのようなポジションでの募集です。
条件面が悪いのかと思いきや、エージェントに聞くと欲しい人材のスキル感とは乖離していないそう。
もしかして、経理業界から若手減っている?と思ったのが今回の記事のきっかけです。

解釈

昔は、経理にも会計知識がなくてもだれでもできる仕事がたくさんあったのです。 通帳記帳、紙の請求書の作成・送付、伝票の束の集計、ファイリング、システムへ数値の転記、などなど。
ところが、こういった誰でもできる作業はどんどんITツールに置き換わっていきました。
通帳はオンライン化したし、請求書はシステムが自動で作成して取引先にメールしてくれます。紙の伝票はなくなり、会計システムはボリュームの多い転記・集計が得意です。
こうして、経理業務の中でも誰でもできる業務が減っていった結果、どこの会社の経理部も未経験を採用しなくなりました。どこの会社も程度の差はあるが、経理経験があって、経理の業務の流れを知っていて、ツールを使いこなせて、立ち上がりの早い人を欲しがるようになっています。
僕は、約10年前に簿記2級だけもって経理未経験でフリーターから転職しましたが、経理未経験の採用口はなかったので、まずは派遣で経理の周辺業務から始めています。このような周辺業務から徐々に中心にいくキャリアステップが積めたのは、運がよかったと思います。

上記のような理由で、今ある各社の経理部は、すでにどこかの経理部で働いている人を採用するため、経理業界への未経験の参入は限られている。
簿記2級の合格者は年間2万~3万名いるが、これらの人が未経験である限り、経理職での採用はされにくいだろう。
未経験から経理の転職は難しくなっているので、経理経験者の数も増えない。すなわち、相対的に少数の経験者を既存の企業が奪い合う、という状況になっている。

結論

経理業界全体の人員数が増えないのであれば、弊社経理部は事業の拡大に対して、人員増ではなく、システムやツールにより、より少人数で回る仕組みを目指すのが正しいのかもしれない。

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