こんばんは。
弊社でもRPAを導入しましたので、RPAが経理業務に与えるインパクトを解説します。
RPAとは
簡単に言うと一定の業務プロセスを自動化してくれるツールなんですが、エクセルのマクロだとエクセル内やエクセル同士の作業は自動化できますが、例えばブラウザや会計ソフトなど他のソフトの作業も必要な場合は自動化できませんよね。(VBAレベル黒帯だとIE動かせるみたいですが、会計ソフトまでは無理ですよね。)
RPAだと、ソフトをまたがっての業務プロセスを自動化できます。
実際に自動化したもの
企業規模が大きかったり、多店舗展開している企業だと、銀行口座がたくさんある会社は多いと思います。すると毎月入出金明細をPDFやCSVで出力する際に、ログイン⇒ダウンロード⇒ログアウト⇒ログイン⇒ダウンロード⇒ログアウト、を繰り返したりしていませんか。
なんなら、各ファイルを所定のサーバに保存してファイル名の変更とかしてますよね。
これ、自動化可能です。
なんなら、ZIPにしてメール添付で送信まで設定できます。(その需要は弊社にはないけど。)
この苦役から解放されるだけで、だいぶ時間とストレスから解放されますよね。
これから自動化したいもの①
弊社は、タイムリーに資金繰りを確認するため、定期的に預金残高を管理取締役に報告しているのですが、これも、各銀行のオンラインバンキングにログインして、ログイン⇒残高確認⇒エクセル転記⇒ログアウトを全口座で行っています。
そして、合計残高をメールで報告しているのですが、
これも自動化可能です。
これから自動化したいもの②
店舗の売上管理システム上のあるページと別のページのそれぞれの表上の金額を突合し、差異があれば差額を指定のエクセルに転記する。
弊社も多店舗展開しておりますので、各店舗ごとの売上の金種ごとの照合をしたいのですが、手が回っておらず、人を採ろうかと検討していたのですが、RPAで回りそうなのです。
人事の仕事
弊社では、上記のロボ化を想定してますが、その外にも人事からロボ化の依頼を受けております。そちらは、採用サイトのページから応募者の情報を別の採用管理システムに転記する業務のようです。
当然、自動化可能です。
奪われた仕事
これロボ化した瞬間に一人、仕事奪われている人がいますよね。
これまでは、このような単純作業もだれか人間がやる必要あったので、派遣やパートさんが携わることが多い業務だと思います。コスト削減のため正社員のサービス残業で対応されていたかもしれません。
これソフトウェアの年間ライセンスとソフトウェアの使い方研修費用合わせても正社員の2分の1~3分の1くらいの費用なんです。
AIに奪われる仕事は何か?というのはネットでよくあるトピックですが、経理というホワイトカラーが今まさに仕事を奪われている最前線にいるのだと感じています。
今後ますます単純作業の経理の仕事はなくなるので、付加価値の高い経理を目指して生き残っていきましょう。
では。
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“RPAすごすぎる。経理はますます少人数制へ。” への1件の返信